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一生モノ語り 大人の逸品

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一生モノ語り 大人の逸品

池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス
池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス

池村鍛冶屋

池村泰欣作 小割鉈・ヤマンガラス

在庫 色柄/サイズ 価格

八重山小割鉈3寸5分(普通研ぎ)

30,800 お気に入りに追加

八重山ヤマンガラス8寸(上研ぎ)

43,450 お気に入りに追加
◯ 在庫あり 在庫があります。2営業日以内に出荷いたします。(土日祝・ご注文日を含めず)お取り寄せの商品とともにご注文された場合は、商品が揃い次第の発送になります。 □ お取り寄せ お取り寄せ商品です。通常2週間以内にお届けいたします。2週間以上かかる場合には別途ご連絡いたします。
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八重山に生きる知恵が育んだ野趣あふれる鍛造刃物

島の暮らしを守り続ける石垣島唯一の野鍛冶の矜持

 住宅街から、カーンカーンと小気味よい音が聞こえてくる。看板を頼りに1軒の建物の奥をのぞくと、そこが目指す「池村鍛冶屋」であった。沖縄県石垣島に残る日本最南端の鍛冶工房、沖縄県下でも昔ながらの“手打ち”を貫く唯一の存在だ。
 鍛冶場の奥で、真っ赤に熱した鉄をハンマーで叩くのは、池村鍛冶屋の3代目となる池村泰欣さん(73歳)。作業がひと段落したところで、池村さんはこう話し始めた。
「シャコ貝を捕るための道具を作っていたところです。魚を突く銛や船のアンカーといった漁具も手がければ、八重山諸島で食用にするアダンの芽を採るための槍の穂先やパイナップルの植え付け用の道具も作る。海のもの、山のもの、頼まれれば何でも作ります。それを実際に使ってもらい、さらに改良する。この芋掘り用のヘラは、そうして沖縄特有の簪・ジーファーに似たスプーン型になりました。手によくなじんで、握力のないオバァでも扱いやすいよ」
 鍛冶場には用途に合わせたさまざまな道具が並び、八重山諸島の暮らしぶりが垣間見られる。

島ごとに好まれる道具は形や大きさが違う

 池村さんは農具や漁具を中心に、暮らしに必要な鉄の道具を作り続けているが、八重山諸島の島ごとにその形が異なるという。
「ヘラひとつとっても、石垣島と竹富島では長さや太さが違うね。竹富島で好まれるのは細くて長いヘラ。与那国島はなんでも大きい。重箱料理に入れる蒲鉾の切り方だって大きいんだから」と、池村さん。
 そう聞くと、形の違いは単に地質の問題だけではないようだ。それぞれの島人の要望に応えて、道具を作っているという。
 八重山地方で「ヤマンガラス」と呼ばれる山鉈も、与那国島の刃がいちばん大きく、西表島では先が広めで猪の罠を仕掛ける際に土を掘るのに便利な形だ。石垣島ではこの2島のものよりやや小振りで、8寸(約24cm)程度の刃長のものが好まれてきた。薮をなぎ払うような牧場の作業や山仕事に使われている。
 今回紹介するのは、石垣島で愛用されてきたヤマンガラスと、キャンプをはじめ野山の作業でも活躍する小割鉈だ。いずれも池村さんが丹精込めて鍛え、磨き上げた逸品である。
 それらの工程の一部を見せてもらった。まずは、大まかな刃物の形に鋼を切断。それを炉で熱してはハンマーで叩く作業を繰り返し、成形しながら鍛えていく。「火造り」と呼ばれるこの工程では、現代の鍛冶職人のほとんどは電動ハンマーを利用する。己の技量のみ、腕一本で勝負する池村さんのような職人は稀だ。ハンマーを振り下ろすたびに火花が激しく飛び散る。
 熱源には木炭を使用、さすがに炉に空気を送り込むふいごは電動式になったが、原理は変わらない。火箸をはじめ、700~800℃に熱した鋼をつかむ鋏、ハンマーまで、すべての工具が池村さんの自作だという。
 火造りが終わった鉈はグラインダーやヤスリにかけてから再び炉に入れて熱し、水に浸けて冷却する。「焼き入れ」である。
「先代から鍛冶屋を継いで40年以上になるけれど、まだまだだね。焼き入れは一生勉強だよ」
 そう語る池村さんの真剣な表情に、鍛冶職人の矜持を見た。

経験と確かな技で切れ味と粘りを両立

 日本の伝統刃物は、地金に刃となる部分の鋼を接合して作られる。一方、池村さんの手による鉈は鋼のみを使用。鋼は焼き入れで硬度は上がるが、その反面脆くなりやすい。刃先の部分だけを慎重に水に浸け、煙の出具合いや色の微妙な変化を見極める。その後焼き戻しすることで硬度を少し落とし、適度な粘りを与える。こうして切れ味と丈夫さを両立させるのだ。
 柄には、沖縄固有種の希少な琉球松を使用。刀身を柄にしっかり収めたら、後は研ぎを待つばかりだ。今回は、小割鉈は普通研ぎを、ヤマンガラスは上研ぎを用意した。島の暮らしを支える実用本意の道具は野趣にあふれ、力強い。
※準備数を超えた場合、お届けまで1~2か月ほどかかることがあります。
※「ヤマンガラス」は追加生産中です。現在ご注文いただくと、2022年8月上旬以降順次お届け予定となります。
made in Japan
【八重山小割鉈3寸5分(普通研ぎ)】
全長25cm、刃長10.5cm、刃厚0.75cm。445g。

【八重山ヤマンガラス8寸(上研ぎ)】
全長38cm、刃長24cm、刃厚0.45cm。420g。

ともにブレードは特殊鋼。柄は琉球松(バーナー仕上げ)。鞘はホオノキ(八重山小割鉈3寸5分(普通研ぎ)はオイルステン染め)。日本製。

※正当な理由なく刃物を携行することは違法となります。
※手作り品のため、仕上がりには個体差があります。
「美ら島」からの 贈り物 「美ら島」からの 贈り物

島の暮らしを守り続ける
石垣島唯一の野鍛冶の矜持きょうじ

 住宅街から、カーンカーンと小気味よい音が聞こえてくる。看板を頼りに1軒の建物の奥をのぞくと、そこが目指す「池村鍛冶屋」であった。沖縄県石垣島に残る日本最南端の鍛冶工房、沖縄県下でも昔ながらの〝手打ち〟を貫く唯一の存在だ。
 鍛冶場の奥で、真っ赤に熱した鉄をハンマーで叩くのは、池村鍛冶屋の3代目となる池村泰欣さん(73歳)。作業がひと段落したところで、池村さんはこう話し始めた。
 「シャコ貝を捕るための道具を作っていたところです。魚を突く銛や船のアンカーといった漁具も手がければ、八重山諸島で食用にするアダンの芽を採るための槍の穂先やパイナップルの植え付け用の道具も作る。海のもの、山のもの、頼まれれば何でも作ります。それを実際に使ってもらい、さらに改良する。この芋掘り用のヘラは、そうして沖縄特有の簪・ジーファーに似たスプーン型になりました。手によくなじんで、握力のないオバァでも扱いやすいよ」
 鍛冶場には用途に合わせたさまざまな道具が並び、八重山諸島の暮らしぶりが垣間見られる。

  • 『池村鍛冶屋』のある石垣市大川地区はかつては鍛冶工房が軒を連ね、「カンジャヤー(鍛冶屋)通り」と呼ばれる通りもあった。

  • 約90年の歴史がある『池村鍛冶屋』の3代目、池村泰欣さん(73歳)。現在の場所に鍛冶場を移して約34年が経つ。首里城の赤瓦の瓦葺きに使う漆喰ヘラも手がけている。

  • 島ごとに好まれる道具は形や大きさが違う

     池村さんは農具や漁具を中心に、暮らしに必要な鉄の道具を作り続けているが、八重山諸島の島ごとにその形が異なるという。
     「ヘラひとつとっても、石垣島と竹富島では長さや太さが違うね。竹富島で好まれるのは細くて長いヘラ。与那国島はなんでも大きい。重箱料理に入れる蒲鉾の切り方だって大きいんだから」と、池村さん。
     そう聞くと、形の違いは単に地質の問題だけではないようだ。それぞれの島人の要望に応えて、道具を作っているという。
     八重山地方で「ヤマンガラス」と呼ばれる山鉈も、与那国島の刃がいちばん大きく、西表島では先が広めで猪の罠を仕掛ける際に土を掘るのに便利な形だ。石垣島ではこの2島のものよりやや小振りで、8寸(約24㎝)程度の刃長のものが好まれてきた。薮をなぎ払うような牧場の作業や山仕事に使われている。
     今回紹介するのは、石垣島で愛用されてきたヤマンガラスと、キャンプをはじめ野山の作業でも活躍する小割鉈だ。いずれも池村さんが丹精込めて鍛え、磨き上げた逸品である。
     それらの工程の一部を見せてもらった。まずは、大まかな刃物の形に鋼を切断。それを炉で熱してはハンマーで叩く作業を繰り返し、成形しながら鍛えていく。「火造り」と呼ばれるこの工程では、現代の鍛冶職人のほとんどは電動ハンマーを利用する。己の技量のみ、腕一本で勝負する池村さんのような職人は稀だ。ハンマーを振り下ろすたびに火花が激しく飛び散る。
     熱源には木炭を使用、さすがに炉に空気を送り込むふいごは電動式になったが、原理は変わらない。火箸をはじめ、700~800℃に熱した鋼をつかむ鋏、ハンマーまで、すべての工具が池村さんの自作だという。
     火造りが終わった鉈はグラインダーやヤスリにかけてから再び炉に入れて熱し、水に浸けて冷却する。「焼き入れ」である。
     「先代から鍛冶屋を継いで40年以上になるけれど、まだまだだね。焼き入れは一生勉強だよ」
     そう語る池村さんの真剣な表情に、鍛冶職人の矜持を見た。

  • ふいごで炉に空気を送り、木炭の温度を調整する。コークスだと1000℃以上の高温になるが、焼きムラができるという。

  • 真っ赤に焼けた鋼をハンマーで叩き、鍛えていく。機械を使わず、手打ちをする鍛冶屋は沖縄では池村さんただひとり。使う工具もすべて手作りだ。

  • 火造りと呼ばれる作業では、合計7回手打ちをする。ハンマーを振り下ろす姿は70歳を超えるとは思えないほど力強い。

  • 小割鉈の型に用いるのは野菜の入っていたダンボール紙。刀身には自動車の板バネを使用。粘りがあり、切れ味もよい鉈に仕上がるという。

  • 八重山ヤマンガラスの型紙で型取りし、ガスの切断機で切り出す。柄の中に入る中子の先はつかみやすいよう曲げておくそうだ。

  • 火造りが終わった鉈は自然冷却した後、グラインダーを使って研ぐ。さらにヤスリで研ぎ、形を整える。鍛冶場には電動工具はほとんどなく、経験と技術が頼り。池村さんは八重山文化を研究、古い道具や伝統技術にも詳しい。

  • 琉球松の柄に開けた穴に、焼いた中子(柄の中に入る金属部)を差し込む。ハンマーで柄尻を叩くと、中子が柄の中に入っていく。鉈と柄の間には接着剤は一切使用せず、柄の収縮により鉈が抜けることはない。琉球松は石垣市が剪定したものを譲り受けているという。

  • 経験と確かな技で切れ味と粘りを両立

     日本の伝統刃物は、地金に刃となる部分の鋼を接合して作られる。一方、池村さんの手による鉈は鋼のみを使用。鋼は焼き入れで硬度は上がるが、その反面脆くなりやすい。刃先の部分だけを慎重に水に浸け、煙の出具合いや色の微妙な変化を見極める。その後焼き戻しすることで硬度を少し落とし、適度な粘りを与える。こうして切れ味と丈夫さを両立させるのだ。
     柄には、沖縄固有種の希少な琉球松を使用。刀身を柄にしっかり収めたら、後は研ぎを待つばかりだ。今回は、小割鉈は普通研ぎを、ヤマンガラスは上研ぎを用意した。島の暮らしを支える実用本意の道具は野趣にあふれ、力強い。

  • 八重山ヤマンガラスは普通研ぎに使用する砥石に加え、さらに番手の細かい3種類の砥石を使って刃先から10〜15㎜まで研ぎ上げた上研ぎ仕上げとなる。

  • 小割鉈は、刃先から2㎜程度研ぎ上げた普通研ぎ仕上げ。初心者でも簡単な薪割りは立てた薪の頭に小割鉈を当て、その背を太めの薪で叩く方法。木目に沿って小割鉈の刃が入って割れる。

  • 小割鉈を鞘に収め、腰に装着した状態。携行にも便利だ。小割鉈、八重山ヤマンガラスともマタギ結び腰紐付きの特製鞘に収めてお届けする。鞘にはホオノキを使用。

  • 八重山に生きる 知恵が育んだ 野趣あふれる鍛造刃物

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