小学館イマージュ
松久宗琳「八角蓮華 大日如来」
◯ 在庫あり |
在庫があります。2営業日以内に出荷いたします。(土日祝・ご注文日を含めず)お取り寄せの商品とともにご注文された場合は、商品が揃い次第の発送になります。 |
□ お取り寄せ |
お取り寄せ商品です。通常2週間以内にお届けいたします。2週間以上かかる場合には別途ご連絡いたします。 |
× 在庫なし |
売切れまたは期間終了のため、販売を中止しています。 |
△ 在庫わずか |
在庫わずかです。2営業日以内に出荷いたします。(土日祝・ご注文日を含めず)お取り寄せの商品とともにご注文された場合は、商品が揃い次第の発送になります。 |
宇宙にみなぎる永遠の生命の象徴、大日如来を、昭和の大仏師・松久宗琳が彫り上げた至高の美。
【宗琳の大日如来】
すべての仏を統一し、仏の王者とされる大日如来。両手を胸まで上げ、一方の拳で他方の指を握る智拳印(ちけんいん)は、思索の果てに光明をもたらす、限りない智慧をあらわすともいわれている。引き締まった表情と、硬く結ばれたその手指のかたち。そして均整の取れた美しい体躯。さらに、繊細な光背が崇高な仏の神性を際立たせている。
【昭和の大仏師・松久宗琳】
「木の中から御仏を迎える」と高く評価され、最高峰“大仏師”の称号を受けた松久宗琳。
大正15年、仏師・朋琳の長男として京都に生まれた松久宗琳は、運慶、快慶の技を手本に研鑽を積み、現代仏教美術を代表する数々の傑作を生み出してきた。昭和37年には「京都仏像彫刻研究所」を創設し、仏教美術の再興や弟子の育成に尽力。また、四天王寺、成田山新勝寺から最高位「大仏師」の称号を受け、その地位は他の追随を許さない確固たるものとなった。平成4年、「阿弥陀三尊像」彫像中に66歳で逝去。
その類まれな仏心と技は、「松久宗琳佛所」として後代の匠たちに受け継がれている。
【その比類ない技を証明する「宗琳」の銘と桐箱の落款が作品の価値をさらに高める。】
大日如来像の光背裏面には「宗琳」の銘が入る。また、桐箱には宗琳直筆による題字と、蓋裏にはサインがシルクスクリーンで印字され、さらに、落款が押される。これにより、本作品が、宗琳が彫り上げた原型をもとに制作された、優れた仕上がりの真正オリジナル作品であることを証明している。
【宗琳仏師が魂を込めて彫り上げた仏像。その卓越した造形力と芸術性をお手許で。】
今回は、この仏像を神秘に満ちた姿そのままに重厚なブロンズ像で鋳造し、加賀の本金箔を丁寧に施すことで黄金の光につつまれた「本金箔仕上げ」と、おはぐろ古色に本金粉を蒔いた「本金粉手彩色仕上げ」をご用意。
お顔やお身体、指の先々、光背の隅々まで丹念に仕上げられたそのお姿は、いずれも壮麗な光に包まれた神々しい天平美術を彷彿とさせる。床の間や仏間、プライベートなお部屋など、身近な場所にお祀りいただき、祈りの心でご鑑賞すると、まるで仏様が語りかけてくるように感じられることだろう。全国の名刹に作品のほとんどが奉納され、一般には手に入りにくい大仏師・宗琳の仏像。この機会にお手許でご愛蔵いただきたい。