手巻き付き自動巻きパワーリザーブ腕時計「ノンカレ」

上からアイボリー×グレージング　濃紺クロコダイル、ネイビー×オイルマット　濃紺クロコダイル、ピンク×ソメス　ソフトバーガンディ

ネイビーの文字盤とクロコダイルのベルトの組み合わせは、落ち着いた佇まい。

写真＝ピンク×ソメス　ソフトバーガンディ
文字盤の12時の位置にゼンマイの駆動時間の残量を示す指針が付く。最大巻き上げで40時間以上の駆動が可能だ。

左からネイビー×オイルマット　濃紺クロコダイル、アイボリー×グレージング　濃紺クロコダイル、ピンク×ソメス　ソフトバーガンディ
レザーベルトのバックルは着脱のしやすさを考慮して、ステンレスの3つ折れプッシュ式中留めを採用する。

裏蓋はスケルトン仕様になっているので、スピンカット模様を施した特製の回転錘の動きを楽しむことができる。

SPQR

手巻き付き自動巻きパワーリザーブ腕時計「ノンカレ」

在庫	色柄／サイズ	価格
△	ネイビー×オイルマット濃紺クロコダイル－	66,000円	お気に入りに追加
△	アイボリー×グレージング濃紺クロコダイル－	66,000円	お気に入りに追加
△	ピンク×ソメスソフトバーガンディー－	66,000円	お気に入りに追加

在庫

色柄／サイズ

価格

△

ネイビー×オイルマット濃紺クロコダイル

－

66,000円

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アイボリー×グレージング濃紺クロコダイル

－

66,000円

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ピンク×ソメスソフトバーガンディー

－

66,000円

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諏訪の職人技が生んだ国産機械式腕時計の銘品

　長野県諏訪の地で、高品質な機械式腕時計を手がける時計企画室「コスタンテ」。“シンプルかつ個性的で、洗練された飽きのこない腕時計”として、20年前にブランド『SPQR』を開始した。
　機械式腕時計は構造が複雑でパーツも多い。それゆえムーブメントの組み立ては分業が一般的だが、同社では熟練の時計技師・高田一郎さんが全工程をひとりで担う。
　今回紹介する製品は、駆動時間の残量を文字盤に表示するパワーリザーブインジケーターを備えた腕時計「ノンカレ」。非常に複雑で高度な技術力を要する機構であり、スイスでは高級時計の代名詞となっている。風防は高強度のサファイアガラスを分厚い素材から削り出し、ベルトにグレージングやオイルマットを施したクロコダイルや、国内屈指の馬具メーカー・ソメスサドルの上質な牛革を採用する。こだわりの詰まった時計だ。

ケース径3.6×厚さ1.3cm、約70g。対応手首回りは15～21cm。ステンレススチール、球面サファイアガラス、内面無反射コーティング。

【ネイビー×オイルマット濃紺クロコダイル/アイボリー×グレージング濃紺クロコダイル】
ベルトはクロコダイル。

【ピンク×ソメスソフトバーガンディー】
ベルトは牛革。

ムーブメントは手巻き付き自動巻き。10気圧防水。日差±35秒。駆動時間40時間以上、秒針停止機能付き。メーカー保証1年。日本製。

ルーペで手もとを拡大しながら微細な部品を組み込んでいく高田一郎さん（73歳）は、長野県時計マイスターにも認定されている。

右は代表の清水新六さん、左は技師の高田一郎さん、奥は販売統括担当の小口いづみさん。皆さん地元諏訪出身。

長野県諏訪湖北岸に鎮座する諏訪大社下社。その門前町として栄えた諏訪の地に、高品質な機械式腕時計を手がける時計企画室コスタンテはある。創業者の清水新六さんは、かつて諏訪精工舎（現・セイコーエプソン）で数々の製品企画に携わった時計職人だ。「シンプルかつ個性的で、洗練された飽きのこない腕時計を作ろうと、20年前に『SPQR』というブランドを立ち上げました。デザインから設計、組み立てまで一貫して行なっています」と清水さん。
戦後、諏訪湖周辺には時計やカメラなどの部品製造や組み立て工場が建ち並び、精密機器の一大産地へと発展した。しかし、やがて価格競争や事業効率化の時代が到来し、諏訪の企業や工場の移転が相次いだ。諏訪の地で時計ひと筋の道を歩んできた清水さんは、「失われゆく腕時計づくりの技術や職人たちをこの町に残したい」との強い思いを抱いていたという。
機械式腕時計は構造が複雑でパーツも多い。それゆえムーブメントの組み立ては分業が一般的だが、同社では熟練の時計技師・高田一郎さんが全工程をひとりで担う。高田さんも諏訪精工舎で長年にわたって腕を磨き、時計技能競技全国大会での優勝経験も持つ。
工房を訪ねると、高田さんが機械式時計の心臓部である調速機構の組み立て作業を行なっていた。テンプと呼ばれるコマのようなパーツに、厚さ0.1mmにも満たないひげぜんまいをピンセットで慎重に固定していく。手が震えることなく作業をこなす光景に思わず息がとまる。「およそ60パーツからなるムーブメントの組み上げに要する時間は5時間ほど。1日にせいぜい2個が限界」と高田さん。
今回紹介する製品は、駆動時間の残量を文字盤に表示するパワーリザーブインジケーターを備える。「非常に複雑で高度な技術力を要する機構ゆえ、スイスでは高級時計の代名詞です」（清水さん）
また、風防は高強度のサファイアガラスを分厚い素材から削り出し、ベルトにグレージングやオイルマットを施したクロコダイルや国内唯一の馬具メーカー・ソメスサドルの上質な牛革を採用する。
清水さんのこだわりが随所に光る銘品である。