もはや人間の手では組み上げることができないというスマートフォン。緻密な電子回路が詰まった高性能なガジェットもよいものだが、自動車のエンジンや機械式腕時計など、人間の手によって無数のパーツが組み上げられ、そのひとつひとつが複雑に作用することで動く機械は男心を惹きつけてやまない。本品は自分の手で金属のパーツを組み立てていく喜びを味わえるキットである。
この「Time for Machine」は、電池不要で動く精巧なステンレス製の模型を組み立て、動かしたり飾ったりして楽しめるキット。200以上ものパーツを組み立てていくことで機械の構造を理解できるという趣向で、海外のクラウドファンディングにおいて、1億円近くの支持を集めたという。
今回ご紹介するのは、蒸気機関車をモチーフにした「ダズリング・スチームライナー」と、プロペラ式航空機をモチーフにした「ヘブンリーヘラクレス」。ゼンマイで動く内部の精巧なつくりと、ステンレスの重厚な佇まいを愛でることができる逸品だ。
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空気力学を考慮した流線形ボディは、空気を切り裂いて疾走する姿を想像させる。付属のレール以外でも、滑らない場所であれば走らせることができる。
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ボディサイドに搭載されたレバーを回すことで、ゼンマイに動力を充填。電気を使わず、ただあなたが組み上げた機械の仕組みだけで走る。
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収納ケースに入るステンレスのパーツを付属の工具を使い、いちから自らの手で組み立てる。
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映画にも出てきそうな、クラシカルな姿をした大型プロペラ機。男のロマンをその大きな翼にのせ、今にも大空に向けて飛び立ちそうなメタルモデルである。
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両翼に計8機搭載されたプロペラエンジンが、すべて回る姿は壮観。間違いなく、精巧に組み立てたい。
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「ヘブンリーヘラクレス」のゼンマイは外部動力として台座に内蔵。これにより今にも飛び立ちそうな、リアルなデザインとなる。