400年以上の歴史を持つ銅器の町・富山県高岡市は、銅器の質感を活かした鋳造神仏像も国内随一の生産量を誇る。
とりわけ鋳造仏の製造では日本一と名高いメーカー・ナガエによる七福神像がこちら。
精密な金型に溶解した金属を圧入し高精度の製品を成型する「ダイカスト製法」で、細かな服の皺や顔の表情をリアルに表現。高岡銅器の塗装を専門とする工房の職人により施されたこのオリジナルの色は、落ち着きがあり、上品で美しい。インテリアにも自然になじむので飾りやすいと人気だ。
七福神信仰は室町時代末期に始まり、江戸時代中期には日本各地で広まったとされる。来年の幕開けは自宅で、七服神詣を行なうのはいかがだろうか。
-
-
加賀百万石の時代、前田利長が高岡城を築いた際、7人の鋳物師を招き、銅器作りを奨励した。今も高岡市は格子作りの家々が軒を並べ、風情ある町並みが残る。
研磨加工の様子。この後、シルキーゴールドと黒錆びの塗装を施す。最後に余分な黒錆びを拭き取り、独特な風合いと豊かな表情を生み出す。
-
-
七福神の中心的な存在である恵比寿・大黒天の取り合わせである二福神もご用意。特に商売繁盛、招福のご利益があるとされる。
恵比寿像はさお先まで高さ11cmとコンパクトサイズ。七福神セット・二福神それぞれ専用木台が付属しており、インテリアとして飾りやすい。