和樂×川尻潤 ROCK茶碗 銘 雷鳴
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和樂×川尻潤 ROCK茶碗 銘 雷鳴

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ロック界で欠かせない稲妻は陶芸界にも浸透していた

伝統を継ぎつつ新しさを生み出すのがROCKです!(川尻さん)

革新的でかっこいいロックな茶碗をつくりたい! 京都の陶芸家・川尻潤(かわじりじゅん)さんが、和樂のそんな熱い思いを叶えてくださいました。当初は曲のタイトルや、革ジャン、ギターといったまさにロックらしいモチーフを取り入れる予定でしたが、アイディアを練るうちに「日本の伝統技術を新しく表現することこそロックなのでは!」と思い至るように。斬新な中にクラシックな面持ちを秘めた5点が完成しました。銘もロックにこだわっています。

銘「雷鳴」
織部焼に見られるような、伝統的な雷文や鋸文(のこぎりもん)を金で描いた作品。ゆがんだ形やざっくり削り取られた縁と、スピード感あふれる姿に、ロックな勢いを感じてください。白い部分には雲母の粉を焼き付け、上品な光沢を出しています。

茶の湯本来の革新性を思い起こさせる傑作!

粘土をろくろで成形し、半分乾燥させたところで板で叩き、歪んだ形に仕上げている。勢いよく削られた表面や縁と相まって、今までにないフォルムの抹茶碗が生まれた。織部焼の鋸文を参考に、稲妻のような柄を金で絵付けしたので、この銘に。雲母の光沢が美しい白に対し、内側は青と黒の抽象的な柄がミステリアスに交差する。小さく開けられた穴は、ピアスを彷彿。密かに赤をあしらった高台に「Jun Kawajiri」のサイン入り。

制作期間4か月!芸術家魂に火がついた渾身の茶碗プロジェクト

「ロックをテーマに抹茶碗をつくってください!」和樂の大胆なリクエストに応えてくださったのは、京都の陶芸家・川尻潤さん。先祖は九谷焼の前田藩(まえだはん)御用窯(ごようがま)、ご実家は4代続く清水焼の窯元という背景をもつ方ですが、実は高校時代にバンドを組んでいた経験があり、ロックに対する思いは、人一倍深いとか。「面白い企画ですね!」と快諾、未だかつてない、斬新なプロジェクトは始まりました。
「破壊」「否定」…打ち合わせは、ロックにまつわるキーワードを挙げるところからスタート。なかには「革ジャン」「ギター」といった言葉も登場し、未知なる作品の誕生に期待が高まったところで試作へ。川尻さんいわく、「前時代を否定し、新しいものや価値観を再生することがロックだと思うんです。だから従来の茶器にはありえないような色や形に挑戦してみたい。見た人に鳥肌を立たせるようなものができたら、成功ですね」。そうして完成した試作品は、ハッとするほどに色鮮やかな茶碗の数々でした。
「日本の伝統色はどうしてもなじんでしまうので、今回は発色がいいアメリカの絵の具を使用しました。ロックといえばアメリカでしょう?」と、川尻さん。形も試作を重ねるうちに、歪んだものや縁が切り取られたものなど、驚くほどに表情豊かに。「ロックな茶碗をつくるにあたり、制作過程も大胆でいたいと思ったんです。だから、一度ろくろで成形したものを、板で叩いてへこませたり、縁を一気に削るなど、スピード感を大事にしました。それから、どの茶碗にもピアスみたいな小さな穴を開けているんです(笑)。でもそれらは、私がかねてから敬愛する尾形乾山(おがたけんざん)や野々村仁清(ののむらにんせい)の作品、そして衝撃を受けた織部(おりべ)焼などにも見受けられる手法の数々。そういった日本の伝統的な技を使って、なおかつ新しいものを生み出す。何度も試作しているうちに、それが私にとってのロックだという思いにたどり着きました」
 あまりに挑発的な姿は一見使いにくそうですが、川尻さん自ら試験済み。「どの茶碗も口当たりのよい飲み口が1か所あるんです。もちろん穴からお茶がこぼれることもありません」と、実用性についても妥協なくつくられています。実際に手に取ると、見た目からは想像できない収まりのよさ。少し強面だけど実は優しい、そんな佇(たたず)まいも、まさにロックなんです。
made in Japan
限定数1

約口径14×高さ8cm。陶器。桐箱(箱書き付き)付属。日本製。

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