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和樂×川尻潤 ROCK茶碗 銘 眩暈
和樂×川尻潤 ROCK茶碗 銘 眩暈
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和樂×川尻潤 ROCK茶碗 銘 眩暈

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英国ロックを思わせるチェックをサイケデリックに見込みに描いて

伝統を継ぎつつ新しさを生み出すのがROCKです!(川尻さん)

革新的でかっこいいロックな茶碗をつくりたい! 京都の陶芸家・川尻潤(かわじりじゅん)さんが、和樂のそんな熱い思いを叶えてくださいました。当初は曲のタイトルや、革ジャン、ギターといったまさにロックらしいモチーフを取り入れる予定でしたが、アイディアを練るうちに「日本の伝統技術を新しく表現することこそロックなのでは!」と思い至るように。斬新な中にクラシックな面持ちを秘めた5点が完成しました。銘もロックにこだわっています。

銘「眩暈(めまい)」
英国ロックのレコードジャケットにありそうなチェック柄は、日本の伝統柄である市松模様に通ずるものが。三次元に描くことで柄に歪みが生じ、見込みをのぞくと眩暈を起こしそうなサイケデリックな雰囲気から、この銘をつけました。

茶の湯本来の革新性を思い起こさせる傑作!

ある日、川尻さんが偶然見かけたパッケージのチェック柄からデザインを発想。日本では古くから襖絵や着物の柄として愛されてきた市松柄は、写楽の浮世絵にも登場するほど(東京五輪のエンブレムにも!)。この柄を内側に描くことを前提に碗の形を決めたそう。ひとマスだけ金を塗っている点も遊び心があふれている。ラバーソールをイメージした高台も派手で、「こんな茶碗をつくる作家はほかにいない」という思いから、あえてサインはなし。

制作期間4か月!芸術家魂に火がついた渾身の茶碗プロジェクト

「ロックをテーマに抹茶碗をつくってください!」和樂の大胆なリクエストに応えてくださったのは、京都の陶芸家・川尻潤さん。先祖は九谷焼の前田藩(まえだはん)御用窯(ごようがま)、ご実家は4代続く清水焼の窯元という背景をもつ方ですが、実は高校時代にバンドを組んでいた経験があり、ロックに対する思いは、人一倍深いとか。「面白い企画ですね!」と快諾、未だかつてない、斬新なプロジェクトは始まりました。
「破壊」「否定」…打ち合わせは、ロックにまつわるキーワードを挙げるところからスタート。なかには「革ジャン」「ギター」といった言葉も登場し、未知なる作品の誕生に期待が高まったところで試作へ。川尻さんいわく、「前時代を否定し、新しいものや価値観を再生することがロックだと思うんです。だから従来の茶器にはありえないような色や形に挑戦してみたい。見た人に鳥肌を立たせるようなものができたら、成功ですね」。そうして完成した試作品は、ハッとするほどに色鮮やかな茶碗の数々でした。
「日本の伝統色はどうしてもなじんでしまうので、今回は発色がいいアメリカの絵の具を使用しました。ロックといえばアメリカでしょう?」と、川尻さん。形も試作を重ねるうちに、歪んだものや縁が切り取られたものなど、驚くほどに表情豊かに。「ロックな茶碗をつくるにあたり、制作過程も大胆でいたいと思ったんです。だから、一度ろくろで成形したものを、板で叩いてへこませたり、縁を一気に削るなど、スピード感を大事にしました。それから、どの茶碗にもピアスみたいな小さな穴を開けているんです(笑)。でもそれらは、私がかねてから敬愛する尾形乾山(おがたけんざん)や野々村仁清(ののむらにんせい)の作品、そして衝撃を受けた織部(おりべ)焼などにも見受けられる手法の数々。そういった日本の伝統的な技を使って、なおかつ新しいものを生み出す。何度も試作しているうちに、それが私にとってのロックだという思いにたどり着きました」
 あまりに挑発的な姿は一見使いにくそうですが、川尻さん自ら試験済み。「どの茶碗も口当たりのよい飲み口が1か所あるんです。もちろん穴からお茶がこぼれることもありません」と、実用性についても妥協なくつくられています。実際に手に取ると、見た目からは想像できない収まりのよさ。少し強面だけど実は優しい、そんな佇(たたず)まいも、まさにロックなんです。
限定数1

約口径14×高さ9cm。陶器。桐箱(箱書き付き)付属。日本製。