小学館イマージュ
奥村土牛「富士宮の富士」
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金色の空を背景に気高くそびえる『土牛富士』。巨匠晩年の傑作を精緻なリトグラフで完全再現
【独特の造形美と色調が織りなす〈土牛芸術〉の傑作。】
画家・奥村土牛は、百歳を超える長寿を画業にささげた芸術家として知られている。
生涯にわたっての恩師・小林古径(こけい)の指導のもとに、日々「写生」に精進を重ねた若き日の土牛。その画風は戦前にも〈土牛芸術〉といわれて注目されたが、やはり60代後半からの眼をみはるような活躍ぶりは、土牛画伯の声価を決定づけた。その創作活動は風景・人物・静物など多岐にわたり、いずれも現代日本画史上に類まれな地位を占めた名作ぞろいといえる。
文化勲章を受章した頃から、生涯の画題として「富士」に取り組み、最晩年にはもっぱら富士のみを描いた土牛画伯。静岡県の富士宮市からみたその姿を理想として、写生を続けた。本作品『富士宮の富士』は、画面全体に崇高な霊気が宿るかのような芸術的気迫のみなぎった作品。綿帽子のような頂きにただよう気高さと静けさ、画伯がとらえた富士の聖なる雄姿が、精巧細密なリトグラフ作品としてよみがえった。
【高貴な土牛芸術の息吹をあなたのお手許に】
現代日本画の巨匠・奥村土牛のリトグラフは、和室、居間だけではなく、応接間や洋間にもさりげない調和をみせる。どの部屋にかざっても、その空間の雰囲気をひきたてつつ、作品本来のもっている荘厳な輝きがひときわ映える。
また、四季折々の行事・催事にあわせて鑑賞するのも贅沢な楽しみ方の一つだ。巨匠ならではの高貴な絵画世界を身近に、心ゆくまで堪能いただきたい。
【奥村土牛・おくむらとぎゅう(1889~1990年)】
明治22(1889)年東京・京橋に生まれる。本名、義三。明治38年、梶田半古に入門。塾頭だった小林古径に多くの指導を受けた。
大正12年、日本美術院研究会員となり、大正末期から速水御舟の研究会に出席し、第14回院展で初入選。以後、日本画特有の豊かな色彩表現により院展では毎回入選を果たした。
昭和22年に帝国芸術院会員となり、昭和37年には文化勲章を受章、昭和53年には日本美術院理事を務めた。平成2年、享年101歳で逝去。