小学館イマージュ
国宝 源氏物語絵巻「鈴虫(二)」
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更けゆく月夜、華やかな宴のなか、秘めた想いを胸に語り合う源氏と冷泉院。互いの心を想えば想うほど、せつなく、愁然として哀れをもよおす。
【可憐で装飾的な画面に秘められた喜び、悲しみ、愛、嫉妬・・・。平安貴族の絢爛たる世界を鮮やかな色彩と流麗な書で紡ぐ国宝「源氏物語絵巻」】
類まれな美貌と知性、そして高貴な身分をもつ光源氏を中心に繰り広げられる「源氏物語」は、王朝文化の極みとして賛美され1000年の時を経た今日まで、あまねく世界をとりこにしてきた。
その全54帖のなかから選りすぐりの名場面ばかりを集め、情景や心理を、絵と詞書で表現した「源氏物語絵巻」は、男と女のあらゆる愛の物語が、情感あふれる色彩と優美繊細な書で描かれている。
絵を眺め、詞書を読むうちに、まるで平安の時代に舞い降りたかのように、夢幻の世界を旅することができるだろう。五年ごとに広く一般公開される国宝「源氏物語絵巻」を、最新の精巧な復刻技法、吟味されたオリジナルの表装や額装で再現。この名品を、ぜひ身近に飾ってご鑑賞いただきたい。
【作品解説】
十五夜。月光の冴えわたる秋の夜長。御位を降り、一人静かに暮らしている冷泉院からの誘いに、殿上人たちを引き連れて参上した源氏。名月を愛でつつ詩歌を詠み交わし、雅やかな宴を楽しんでいる。
笛の音や琴の音が鳴り響き、興の高まるなか、世に明かすことのできぬ想いを抱いて対座する父子、源氏と冷泉院。実父・源氏を慕う気持ちを募らせる冷泉院は、久しぶりの対面に胸を躍らせる。また、あくまでも臣下として振る舞う源氏は、若くして退位し、閑寂の日々を過ごす冷泉院を誰よりもいとおしく感じるのであった。画面右上に銀色の月が浮かび、庭も一面銀色に彩られた様子は、心地よい秋の風情を醸し出しながらも、秘められた切ない心模様を浮かび上がらせている。
【所蔵美術館の特別許可のもと原寸大で初めて完全復刻】
二千円札の図案に採用された「鈴虫(二)」を所蔵する五島美術館は、東急電鉄の初代会長・五島慶太氏のコレクションを中心に昭和35年に設立。彼が半生をかけて蒐集した日本・東洋の古美術品や書の名品をはじめとする約2500点が所蔵され、わが国を代表する美術館のひとつといわれている。本作品には、原本を所蔵する五島美術館の署名・検印入り証紙と、認定書が付される。これにより、本作が美術館の特別許可と全面協力をうけて、初めて原寸大で再現された限定美術品であることを証明。世界の至宝といわれ、多くの人が復刻を待ち望んでいた傑作「源氏物語絵巻」。ついにあなたのお部屋でよみがえる。