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一生モノ語り 大人の逸品

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一生モノ語り 大人の逸品

おかや木芸

黒柿の焼酎カップ

在庫 色柄/サイズ 価格

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生活の中で味わいたい 渋さ際立つ枯淡の美

神々が描いたごとき奇跡の文様・出雲黒柿、神秘の墨跡を愛でる

 樹齢100年を超える柿の古木の中に、ごく稀に樹芯に黒い文様をもつものが現れる。これを黒柿と称する。何故そのような文様が生まれるかは未だ解明されていない。ひとつとして同じ物のない偶然が生んだ奇跡の文様。それが黒柿という材の魅力であり、稀少な銘木として古来珍重されてきた所以でもある。
 そんな黒柿を使った木工品を生み続けている島根県出雲市の「おかや木芸」を訪ねた。1952年に木材商としてスタートした同社は、やがて島根の手仕事の良さを残すべく工芸制作専門の工房となった。なかでも江戸時代後期の旧松江藩主で茶人大名として名高い松平治郷(不昧公)が愛した黒柿工芸に注目。全国より貴重な黒柿の原木を吟味し集め、匠の技にて小さな箸置きから大きなテーブルまで幅広い製品を作り続けてきた。
 そもそも原木での仕入れはリスクが高い。幹の内側にどのように文様が入っているかは、切ってみなければわからないうえに、切ってみたら虫食いや腐れの穴で使えないとわかることもあるからだ。
「それでも原木仕入れにこだわるのは、ひとえに切り方に工夫が凝らせるからです」と五代目現社長の長女・岡響子さんは語る。原木を前に、模様の入り方を立体的に想像し、制作物を想定しつつ、よい杢目が取れる方向に鋸を入れていく。そして次第に明らかになる内部の状態に合わせて当意即妙に切り方も変える。それは原木だからこそ可能なことだ。だがそうしてカットされた黒柿材は、さらに倉庫で数年寝かせて乾燥させて後、ようやく材料として使えるようになるという。しかも文様部分の収縮率の違いにより乾燥中に割れてしまうこともある。まことに手がかかる、職人泣かせの材である。
「黒柿の原木は流通に乗ることも稀で入手はますます難しくなっていますし、木材と木工に関わる人々の高齢化も進んでいます。それでも私たちは、出雲伝承の黒柿工芸の技法や美意識を活かした新しい製品を、今後も生み続けていきたい」と次女の岡彩子さんは語る。
 八百万の神々が気まぐれに描いた墨跡とも言える出雲の黒柿。そのモノトーンの美をぜひ生活のなかで愛でていただきたい。
限定40

口径7.5×底面径6.5×高さ8.5cm、65g。黒柿。拭き漆仕上げ。食洗器不可。日本製。

※天然素材のため、杢目の出方は一点一点異なります。
生活の中で味わいたい渋さ際立つ枯淡の美 生活の中で味わいたい渋さ際立つ枯淡の美

使いやすいサイズの漆塗りのカップ。焼酎に限らず、冷たい飲み物にも熱い飲み物にも使える。

  • 黒柿の原木を製材所で挽く。どんな模様が隠れているか、切ってみないとわからない。 黒柿の原木を製材所で挽く。どんな模様が隠れているか、切ってみないとわからない。

    黒柿の原木を製材所で挽く。どんな模様が隠れているか、切ってみないとわからない。

  • 「縞柿」「孔雀杢」など模様によって銘がつくものもある。偶然が生んだ自然の芸術だ。 「縞柿」「孔雀杢」など模様によって銘がつくものもある。偶然が生んだ自然の芸術だ。

    「縞柿」「孔雀杢」など模様によって銘がつくものもある。偶然が生んだ自然の芸術だ。

  • 黒柿ならではの黒の模様を存分に楽しめる。もちろんひとつとして同じ模様のものはない。 黒柿ならではの黒の模様を存分に楽しめる。もちろんひとつとして同じ模様のものはない。

    黒柿ならではの黒の模様を存分に楽しめる。
    もちろんひとつとして同じ模様のものはない。

神々が描いたごとき奇跡の文様・
出雲黒柿、神秘の墨跡を愛でる

樹齢100年を超える柿の古木の中に、ごく稀に樹芯に黒い文様をもつものが現れる。これを黒柿と称する。何故そのような文様が生まれるかは未だ解明されていない。ひとつとして同じ物のない偶然が生んだ奇跡の文様。それが黒柿という材の魅力であり、稀少な銘木として古来珍重されてきた所以でもある。
そんな黒柿を使った木工品を生み続けている島根県出雲市の「おかや木芸」を訪ねた。1952年に木材商としてスタートした同社は、やがて島根の手仕事の良さを残すべく工芸制作専門の工房となった。なかでも江戸時代後期の旧松江藩主で茶人大名として名高い松平治郷(不昧公)が愛した黒柿工芸に注目。全国より貴重な黒柿の原木を吟味し集め、匠の技にて小さな箸置きから大きなテーブルまで幅広い製品を作り続けてきた。
そもそも原木での仕入れはリスクが高い。幹の内側にどのように文様が入っているかは、切ってみなければわからないうえに、切ってみたら虫食いや腐れの穴で使えないとわかることもあるからだ。「それでも原木仕入れにこだわるのは、ひとえに切り方に工夫が凝らせるからです」と五代目現社長の長女・岡響子さんは語る。原木を前に、模様の入り方を立体的に想像し、制作物を想定しつつ、よい杢目が取れる方向に鋸を入れていく。そして次第に明らかになる内部の状態に合わせて当意即妙に切り方も変える。それは原木だからこそ可能なことだ。だがそうしてカットされた黒柿材は、さらに倉庫で数年寝かせて乾燥させて後、ようやく材料として使えるようになるという。しかも文様部分の収縮率の違いにより乾燥中に割れてしまうこともある。まことに手がかかる、職人泣かせの材である。
「黒柿の原木は流通に乗ることも稀で入手はますます難しくなっていますし、木材と木工に関わる人々の高齢化も進んでいます。それでも私たちは、出雲伝承の黒柿工芸の技法や美意識を活かした新しい製品を、今後も生み続けていきたい」と次女の岡彩子さんは語る。
八百万の神々が気まぐれに描いた墨跡とも言える出雲の黒柿。そのモノトーンの美をぜひ生活のなかで愛でていただきたい。

  • 目が密な黒柿は磨くほどになめらかな光沢を増す。薄作りが可能で口当たりよく仕上がる。 目が密な黒柿は磨くほどになめらかな光沢を増す。薄作りが可能で口当たりよく仕上がる。

    目が密な黒柿は磨くほどになめらかな光沢を増す。薄作りが可能で口当たりよく仕上がる。

  • 男女5人の熟練工が多様な製品を作り上げる工房。かつては原木の製材もここで行なっていた。 男女5人の熟練工が多様な製品を作り上げる工房。かつては原木の製材もここで行なっていた。

    男女5人の熟練工が多様な製品を作り上げる工房。かつては原木の製材もここで行なっていた。

  • 工房の一隅には製材された黒柿の原木が並ぶ。厚みも模様もさまざま。ここで時が来るのを待つ。 工房の一隅には製材された黒柿の原木が並ぶ。厚みも模様もさまざま。ここで時が来るのを待つ。

    工房の一隅には製材された黒柿の原木が並ぶ。厚みも模様もさまざま。ここで時が来るのを待つ。

  • 山陰道に面した本社工房。併設のショップには黒柿はもちろん多様な材の木工芸品が並ぶ。 山陰道に面した本社工房。併設のショップには黒柿はもちろん多様な材の木工芸品が並ぶ。

    山陰道に面した本社工房。併設のショップには黒柿はもちろん多様な材の木工芸品が並ぶ。