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福岡県 久留米市「アサヒ/トップドライの職人魂」

カテゴリ | メイドインニッポン紀行

2015/9/10

福岡県 久留米市「アサヒ/トップドライの職人魂」

足元の快適を守る3つの“鉄壁”

  • 福岡県 久留米市「アサヒ/トップドライの職人魂」

    パーツの型抜き作業。白い部分がゴアテックスを使用した素材だ。慎重に扱われる。

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    国内での一貫生産にこだわる理由

    雨や雪の日に履く靴といえば、従来はゴム製のブーツと決まっていた。そんな常識を覆したのが、ゴアテックス内蔵のタウンシューズ『トップドライ』だ。高い防水性を持ち、蒸れによる不快感も少ない。軽快でファッション性も高いことから、雨の日の通勤や街歩き用の靴として、新定番のポジションを独占しつつある人気商品である。
    製造元のアサヒコーポレーションは、足袋の仕立屋として明治25年に創業。足袋の底にゴムを貼った地下足袋を考案したことを足掛かりに、日本有数の靴メーカーへ成長した。お家芸である縫製とソールのゴム技術に加え、それらを完璧に密着する発泡ポリウレタンの射出(しやしゆつ)成型技術でも、他の追随を許さない。

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    筑後川沿いに広がる工場。昭和10年ごろには7000人もの人たちが勤務した。

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    ゴアテックスを挟み込んだアッパー部とゴムのソールを金型に固定し、発泡ポリウレタンを射出して一体化。膨張力で密着性を高め、水の浸入を防ぐ。

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    どのセクションにも、この道40~50年のベテラン職人がいる。
    定年後も再雇用され技術継承に貢献。

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    『トップドライ』シリーズは、製品に直接水を入れ防水性を確認している。

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    パーツを縫い合わせた後はすべての縫い目にゴアテックスの目止めテープを圧着。圧着用のマシンは日本ゴア社からの貸与品だ。

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    大正11年にゴム底付きの「地下足袋」を発明。昭和5年には国内初の自動車タイヤを開発。のちに分社化(現ブリヂストン)

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    国内では少なくなった、ゴムに硫黄を混ぜて加熱・加圧して成型するバルカナイズ製法を今も守る。(写真は原料の生ゴム)

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