憧れの砥石生活、始めました!!!
カテゴリ | 逸品バイヤーのイチオシ!BUYER'S RECOMMEND
2021/7/14


包丁研ぎは誰にでもできる!!
昨年もそうでしたが、7月に入ってから大雨による災害が続いています。
本ブログ読者のみなさま、くれぐれも天候の変化にお気をつけくださいませ。
さて、
わが『佳人手帳』は、待望の「夏号」がリリースになりました!
この号では「佳人の夏休み」と題して、
佳人世代の「夏」を楽しむ逸品を多数ご紹介しています。
なかでも、私のイチオシは「砥石」です。
プロの料理人からも絶大な信頼を集める
東京・浅草橋の砥石専門卸問屋「森平」の4代目店主・小黒章光氏が、
約5年もの歳月をかけて完成させたという
人工砥石「火」♯1000
を、今回初めて『佳人手帳』でご紹介させていただくことができました!
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昭和8年創業の、歴史を感じさせる店構え。コロナ前には、海外の刃物好きの方も多数来店していたそう。 -
店内には、貴重な1点ものの天然砥石がズラリと並ぶ。
正直、「砥石」というと、プロの料理人が使うものだろう
とか、
研ぎ方が難しそうという理由で、敬遠していた私。
ところが、実際にお店に伺って、
店主の小黒さん直々に包丁の研ぎ方をレクチャーしていただいてから、
「なんだ、カンタンじゃん! しかも楽しい!」
という認識にガラッと変わりました(単純笑)。 -
「森平」4台目店主・小黒章光さん。見事な手さばきで包丁を研いでいく。
扱いが難しい天然砥石とは違って、
こちらの人工砥石「火」♯1000は、
手のひら一杯分の水をかければすぐに使い始めることができます。
しかも、特殊な配合で表面の水が乾きにくい仕様なので、
驚くほど研ぎやすい!
それまでのこぎりのようにギコギコ使っていた古い包丁が、
包丁のコマーシャルのように食材をスパッと切れるようになり、
感動しました!(今まで手入れをしていなくてすみません)
切れ味がよいと食材への味の浸透もよくなるので、料理がおいしくなるのだそうです。
結果的に「時短」にもつながりますよね。
初心者に最も分かりづらいのが、研ぐときの刃の角度。
ミネの部分を親指の厚さの半分ぐらいの位置まで持ち上げて、その角度をキープすればOKです。 -
角度さえ決まれば、あとはひたすら真っすぐに押して研ぐだけ!(引くときは力を入れない)
本誌でご購入いただいた方へのサービスとして
分かりやすいイラスト入りの研ぎ方の説明書をお付けしていますので、
ぜひぜひ参考にしてください。
小黒さんによると、
砥石はしまいこまず、常に台所の見えるところに置いておいて、
気が向いたら、あるいは料理のたびに「シャッ、シャッ」と研ぐことで
包丁の性能がどんどんよくなるのだそう(毎日でもOK)。
「砥石」にハマると、その独特の刃を研ぐ音や一定のリズムが心地よく、
集中力が高まり、
まるで「精神統一」のお稽古のように
夜な夜な研ぎ続ける人もいるんだそうです。
これが不思議と癒やされるんですよ!
ぜひみなさんも、この夏、憧れの「砥石ライフ」を始めてみませんか?